
◇米国女子◇Tモバイル マッチプレー presented by MGM Rewards 初日(2日)◇シャドークリークGC (ネバダ州)◇6765yd(パー72)
ツアーで唯一マッチプレー形式での5日間大会が開幕した。6人が出場する日本勢は 古江彩佳 、 西郷真央 、 西村優菜 が白星スタートで1ptを獲得。 笹生優花 、 畑岡奈紗 、 渋野日向子 は敗れる滑り出しとなった。
3日目までのグループステージは64人が16グループに分かれ、4人1組による総当たり戦を実施。各グループ1位の計16人が4日目以降のトーナメント戦に進出する。
61番目でフィールド入りした世界ランキング133位の西村は、同ランク6位の イン・ルオニン (中国)を相手に番狂わせを演じた。前半6番までに4アップの大量リードを奪い、以降は差を詰められる場面がありながらも3&2(2ホールを残して3アップ)で勝利した。初日でグループ最大の難敵を破る金星を挙げ、「強い相手でしたけど、勝ちたいという気持ちでスタートしました。久々にこういう緊張感の中でラウンドできてすごく楽しかったし、強い気持ちを保ちながら16ホール回れた」と振り返った。

同ランク7位で2022年、23年準優勝の古江は、同122位の オーストン・キム に1アップで貫禄の勝利。大会の通算成績を12勝1分2敗とし、今年もマッチプレー巧者ぶりを発揮している。西村と同じく大会初出場の西郷も、ツアー1勝の アンドレア・リー に3&2で勝利した。
笹生は アン・ナリン (韓国)に4&2、畑岡は ステファニー・キリアコウ (オーストラリア)に4&3で敗北。渋野も イエリミ・ノ (韓国)に5&4で敗れ、2日目は笹生との日本人対決に臨む。
同ランク1位で前年覇者の ネリー・コルダ は、同828位でフィールド最下位64番目で同828位の ブリタニー・オルトメア と引き分けた。同7位の ユ・ヘラン (韓国)は同113位の リネア・ストーム (スウェーデン)に、同8位の コ・ジンヨン (韓国)は同99位の チェン・ペイユン に敗れる波乱。2週連続優勝のかかる キム・ヒョージュ (韓国)は ベイリー・ターディ を8&7で圧倒した。