
マリナーズなどで通算630本塁打のケン・グリフィー氏が17日、東京ドームで野球教室に参加。18日からのドジャース-カブスの開幕シリーズを前に、ドジャース・大谷翔平選手にエールを送った。
グリフィー氏は大谷の印象について「特に体のサイズが大きいなと最初に見たときに感じた。あとは彼が本当にいろんなことに関して自分がこれでなきゃいけないというのを突き詰めていくのを見ていると、本当に特別ですごくおもしろいものだと思う」と明かした。
大谷は2018年からメジャーで投打で実績を残しているが「彼と比べる人が本当にいない」と称賛。「例えばよくベーブ・ルースと比べられることがあるが、ベーブ・ルースなんて対戦相手が8チーム、10チームのような時代。30チームを相手にする今は全く状況は違う」と現代の大リーグで二刀流で活躍する難しさを表現した。
打者に専念したドジャース移籍1年目の昨季は史上初の50本塁打-50盗塁を成し遂げ、チームのワールドシリーズ制覇にも貢献。「今シーズンは投手としてもプレーすることになると思うが、春季キャンプの序盤を見ていると一生懸命やっているのが見えた。だからいい形で二刀流に戻ってもらえればと思う」と激励した。