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問題は知られたが、クルド人は行動変えず

「上」で、奥富議員はクルド人との共生のため、川口市民は10年以上に渡って努力を続けたが「無理だった」と述べた。埼玉県民には差別などなく、「静かに暮らしたいという、私たちの当たり前の思いを知ってほしい」と呼びかけている。

インタビューは奥富氏の事務所のある川口市某所のクルド人の集住する地域で、2025年3月に行われた。要旨は次の通り。

(写真1)奥富精一・埼玉県川口市議会議員

-これだけ問題行動がSNSを中心に拡散され、 クルド人の行動は変わりましたか。私がこの地域の取材を始めた2023年春よりゴミが減ったように見えます。

奥富・ あまり変わっていません。今もクルド人は、ルールを無視したさまざまな行動をしています。ゴミ捨てでは、指定日以外にゴミを出したり、粗大ゴミを放置して引っ越したりするなどマナーは悪いままです。最近は住民が通報すると、川口市がすぐにゴミを片付け、公共スペースを掃除するようになっているために、改善しているように見えるのでしょう。

写真は2月時点の、公園のゴミ捨て場の様子、市内のアパートのゴミ捨ての様子です。公園では、標識があるのに、指定日以外に分別しないゴミを出します。また彼らは帰国するのか、別地域に移動するのか頻繁に引っ越しますが、そのたびに住まいの近くに粗大ゴミを捨てます。

(写真2)川口市内の公園に併設されたゴミ捨て場の状況。クルド人によるゴミ捨て。奥富市議提供、25年2月

(写真3)川口市内のクルド人が集住するアパートの前のゴミ捨て。引っ越しのたびに、ゴミを捨てていく。奥富市議提供、25年1月

(写真3)川口市内のクルド人が集住するアパートの前のゴミ捨て。引っ越しのたびに、ゴミを捨てていく。奥富市議提供、25年2月

市はクルド人問題が注目されたので、批判を恐れているようです。外国人の迷惑行為の後始末に、大切な税金を使うべきではないと私は思います。しかし汚い場所に住みたくないという市民の方の願いは当然で、仕方なく私はそれを認めています。このようにクルド人問題では日本人が譲ることが繰り返されています。

それどころかクルド人の態度は、最近批判が強まったためか、いらだって攻撃的になっています。川口市では最近、クルド人がスマホを持っていた川口市民を「盗撮した」と言って集団で囲んでスマホからデータを消せと迫る、警察を呼ぶというトラブルが多発しています。それなのにクルド人の中にはネットで車の暴走などの悪さ自慢を自ら映像で拡散する人がいます。行動が変ですし、彼らは「弱者の難民」ではなく、したたかで、日本人を威圧することもあるのです。

―川口市には、さまざまな国籍、民族の人が集まっています。クルド人の問題行為が目立つのは、理由があるのでしょうか。

他の外国人と川口市民の間でも、ゴミ出し、騒音、危険運転などの問題は起きています。しかしクルド人は問題行動の数が多く、他の外国人と違って改善しません。その態度は異様です。

川口市は、昔から外国人が多く住み共存してきました。住民は日本の中で、外国人慣れした人々でしょう。私にも外国人の友人・知人がいます。そして住民には他人や外国人に優しい人が多い街です。また2014年から川口市長になった奥ノ木信夫さんは、多文化共生、外国人にも住みやすい街づくりを、市の政策の柱にしました。

そうした川口市民でも我慢しきれなくなったのがクルド人問題です。10年以上前から問題を耐えてきたが、それがもう無理になって抗議の声が広がったという印象です。

川口にヘイトなどない

―メディアや活動家、人権弁護士は、川口で「ヘイト」(他民族への憎悪)や差別があると主張します。しかし私はそんな行為を川口で見聞きしていません。

その通りです。川口では外国人への、ヘイトも差別もほとんどありません。逆に川口市民が外国人に気を使い、我慢をしています。クルド人が「日本人に差別された」とメディアやSNSで主張する事件がありますが、調べるとどれも実際にあったのか疑わしいものばかりです。

最近、市外からのクルド人批判者がデモをし、それに対して「カウンター」と称する批判者が騒ぐとか、自警団やユーチューバーがウロウロしています。こうした騒ぎをメディアが「ヘイトがあった」などと報道したりしています。しかし、そんな動きに川口市民はほとんど参加していません。はっきり言って、こうした人々は迷惑です。市外の人が起こす例外的な動きを取り上げて、川口市の評判を落とし、川口市民を「ヘイトしている」などという中傷や誹謗するようなメディアの報道や、市外の人による批評はやめてほしいです。

埼玉クルド人問題、埼玉県の外国人問題は、外国人の行動による治安悪化や迷惑行為によって外国人を含めた地域住民が迷惑をしているという話です。その本筋を忘れないでほしいし、差別問題にすり替えないでもらいたいです。犯罪者を「クルド人だから」「外国人だから」という理由で擁護し、また被害を受けた日本人の訴えを黙殺する行為は、逆に日本人や埼玉県民を怒らせ、地域社会を混乱させ、法を守るクルド人や外国人を暮らしにくくさせていることに気づくべきです。

また外から騒ぐ人の中には、「日本人が外国人に配慮しろ」「他文化を理解しろ」と、ズレた要求をする人がいます。私たち川口市民は、その努力を10年以上重ねて、うまくいきませんでした。私からすると見えている問題を見えないふりをして、きれいごとを唱えているように思えてしまいます。

―奥富さんも、この問題に向き合う人も「ヘイト」「差別」と批判を受けます。

私には外国人への差別感情などありません。在日外国人の地元の友人は何人もいます。川口の街づくりでも、外国人を含めたさまざまな人たちから意見を集めています。私は、2015年から市議会議員をしています。福祉を使いやすくしたいという思いから政治家になりました。

私はクルド人の集住地域に住んでいます。最初は政治家として外国人、クルド人との共生を訴えて来ました。一緒に清掃活動、意見交換会を呼びかけました。ところが、そうした共生の取り組みは、ほとんど効果がありませんでした。彼らの問題行為は続き、言っても改善せず、元からいた住民の方の不満と不安が増える一方でした。共生をこちらから求めても、相手の外国人にその意思がなければ、それは実現できないのです。私や一部の市民には、クルド人、また日本人関係者による脅迫、嫌がらせも続いています。そのようなことを行う人たちと仲良くするのは難しいでしょう。

そしてこの現実を見ずに、苦しんでいる人々から実態を聞かずに、私や埼玉クルド人問題を説明する人を「ヘイトだ」「差別だ」と攻撃する動きがあります。これはおかしいし、当事者として不愉快です。自由な議論を萎縮させて、問題解決を妨げます。面白がって批判をする人、その批判で利益を得ようとする人もやめてほしいと思います。それが問題に直面している埼玉県民の願いです。

「多文化共生」のスローガン押し付けにうんざり

―問題解決で注意しなければならないことは何でしょうか。

一部のクルド人が違法・触法行為をしたからといって、すべてのクルド人・外国人が犯罪者であるかのようなレッテル貼りや誹謗中傷はあってはなりません。正規の資格を持ち、真面目に暮らすクルド人や外国人にとっても、法を犯すクルド人や外国人は迷惑でしかないでしょう。そして問題行為をする外国人は私たち川口市民の隣に住んでいます。川口市民は外国人との争いを誰も望んでいません。

だからこそ司法機関と行政が、法を適切に執行し、クルド人の犯罪を見逃したり、不法滞在するクルド人を放置したり、逮捕しても不起訴にしたりするようなことはあってはなりません。これは他の外国人についても同じです。不法行為をする一部外国人が利益をあげている、犯罪が増えているように見える今の日本の状況は、日本人と外国人の関係を悪化させるだけです。

取り締まりが緩いという印象が県民の間に広がることによって、埼玉県では、行政や治安・司法機関への信頼が壊れ始めているように見えます。これは非常に危険です。地域社会が心の側面から壊れてしまいます。

―国は事実上の移民拡大政策を進め、「多文化共生」というスローガンを各地で掲げています。

川口市民の間では「多文化共生」というスローガンを、身構えて聞く、嫌がる雰囲気が出ています。「『多文化共生』ではなく、『他文化強制』だ。もうこの言葉を聞きたくない」という趣旨の市民の声を何度も聞きました。私も同じ考えです。

私たちは誰も求めていないのに、近所に外国人が集住し、その中に迷惑行為をする人がいて困っている。その状況で「多文化共生」を唱えられると、押し付けられたような不快さを抱いています。

多文化共生という理想を否定する日本人はいないでしょう。しかし、それを唱える人、また政府や政治家は、理想と現実の間にはギャップがあることを知ってほしいです。

また埼玉クルド人問題は、移民問題というより、不法滞在者の管理の失敗という問題です。しかし数千人のクルド人さえ管理できない日本の行政が、大量に外国人を日本に入れて大丈夫なのか心配です。私の周囲の川口市民が同じ思いを持っています。

法を外国人に適用する当たり前の対策を

―この問題解決の方向はどのようなものであるべきでしょうか。

私の主張は当たり前のことです。素行の悪い外国人による不法行為への法適用を行うこと。日本に住む資格のない外国人には、本国に帰ってもらうこと。そして各外国人が迷惑行為の是正を自発的に行い、居住者としての責任を果たすように要求することです。また実際に外国人にはそうしてほしい。そしてこれは私だけではなく、川口市民の多くが同じ主張です。

ところがこの当たり前ができていない。外国人問題で関係者が見たくないものを見えないふりをして放置してきた。それが大問題になって川口市民を苦しめています。故郷を守りたい。平穏に暮らしたい。それだけです。

外国人の起こしている問題に、私たち川口市民は苦悩しています。なぜ埼玉に住む日本人の声を、聞かない日本人がいるのか不思議です。私たちの話を冷静に聞いてください。

石井孝明

経済記者 、with ENERGY、Journal of Protect Japan 運営

ツイッター: @ishiitakaaki

 
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